第1話『中東?東中?どっちもちげーよ!!』

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 …目の前が真っ白になる感覚ってこんなんだったんだなって思った。  俺には母親がいない。 いや、正確にいえばいた。ただ、今は大人の事情でいないのだ。 その代わりといってはなんだが、俺の家には、一人の父親と、一人の同居人がいる。 「起きろ!ナツメ!」 …どかどかと乱暴な音がしてきた。 やれやれ、どうやらもう潮時のようだ。 俺は一息ついて、パソコンの電源を落とした。 「今いきまーす、アキトさん。」
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