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「わりっ!ナツメ。まさかとどめをさすなんて…」
本当だよ。
この茶色のつんつんとした髪のいかにも元気オーラを出している奴は、俺のもう一人の親友、『南 奏』だ。
バスケ部のエースらしく、とんでもなく素早い。
俺の背後から忍び寄っていたのに気が付かなかったのはこのせいであろう。
「わあ~カナちゃん久しぶり~」
「おお!久しぶりだな!ニシ!」
俺の呪詛を飛び越えて、南はいつのまにかニシときゃっきゃうふふしている。
なんてやつだ…。
それにしても…
この三人なんの集まり???
俺はいつ見てもこいつらの本性が信じられない。
こいつら全員腐男子なんだぜ?
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