幼馴染と恋人と

8/28
前へ
/28ページ
次へ
パパと一緒に玄関に出ると、当然だけどひろくんが後部座席のドアを開けて待っていた。 「社長、おはようございます」 胡散臭いくらいきりっとしたひろくん。 「おはよう。今日は姫華もよろしく頼む」 「はい、かしこまりました。どうぞ」 「よろしくお願いします」 ちょっと気分がもやもやしているのに、これ以上ないってくらいの晴天。 仕事に行きたくないなぁ。 「姫華」 「何?」 窓の外を眺めていたからパパの話を聞いていなかった。 .
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

280人が本棚に入れています
本棚に追加