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「まぁ、いい。姫華は藤堂くんと上手くいっているみたいだし」
「それってやっぱり俺への嫌がらせですか?」
「そうだな。3歳だった姫華のファーストキスを奪ったお前に対する嫌がらせだろうな」
「まだそんなこと根に持ってるんですか」
確かにあの頃からって言うか、産まれたときから姫華は超可愛かったから、つい社長の目を盗んでちゅーしたけど。
まだそのときはファーストキスなんて概念なかったし。
赤くてつやつやしてて、美味しそうだったんだからしかたないだろ。
俺もまだ7歳の子供だったんだから。
当然俺にとってもファーストキスだったわけだし。
「俺の大事な娘だぞ」
「そうですけど、そろそろ姫華も年頃ですし……」
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