番外編-2 ~痴話喧嘩はよくない……かも?~

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 ルーズカースは逃げようとするも、レンヤに捕らえられて逃げられない。  そして嬌声を上げる恋人に、レンヤはたっぷりと自分が大人である事を教えた。  本当は、レンヤはルーズカースに一つだけ言っていないことがある。  光の神の記憶に、何故か、ルーズカースがいた事を。  多くの記憶は既にぼろぼろで、どうしてなのかは断片的で分からない。けれど、それでも何も知らずに出会って、恋をしたのは運命ではないだろうかとレンヤは思う。  どうあっても惹かれずにはいられない、そんな結びつきがあるのならそれはきっと幸せな事だ。  そしてそんな幸せを、愛して、愛してもらえる幸せを噛み締めて。  その日は、そのまま朝までレンヤはルーズーカースを啼かせて、もう耐え切れないと、ルーズカースが逃げ出すのはまた別の話である。 「おしまい」
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