番外編-2 ~痴話喧嘩はよくない……かも?~

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 ルーズカースはレンヤの頭をなぜる。  しばらく撫ぜられていたレンヤは、ルーズカースの子供をあしらう仕草にむすっとして、 「……今は大人だぞ、自覚もある」  そんな様子に、ルーズカースは年上の余裕を感じて、 「ふふん、人間など、我にかかればレンヤ位の歳は幼子と変わらない」 「記憶が同化したので貴方より上です!」 「精神年齢は、子供のままだったのだから、きちんと歳を追って成長した我には敵わない。故に我の方が、大人で、レンヤは子供なのだ!」  そう胸を張るルーズカースに、レンヤはため息を付いた。 「前から思っていたが、どうしてこう……」 「あれ、レンヤ、何故ベッドに我を押し倒すのだ?」 「……挑発している自覚がないのにも困りようだな」 「あの、もしもーし、レンヤ……えっと」 「……俺が大人だって事を、たっぷりと教えてやる!」
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