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「レンヤ、そんなに我の気持ちが信じられないのか?」
「! 違う、俺は……」
「……どうしてそんなに不安なのだ」
「……魔王達には酷い事をしてしまったし」
それを聞いたルーズカースは深々と嘆息した。
何だか日が経つごとに、レンヤがルーズカースに不安を抱えるようになったと思ったのだ。
どうやらレンヤは忘れているようだが、
「我が光の神に酷い目に合わせられたのは、どういった出来事か考えてみろ。我と、他の魔王達と一緒にするな。それと、レンヤのそういった過去は我も一緒に背負うと言っているであろう」
「それは……」
「後悔するのならその分我に償え。酷い事をした分、我を愛して大事にしろ。……それで許す」
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