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「嬉しそうだな、ルーズカース」
「うむ、この状態では、これまであった舐められたりといった目にあわなくて済むからな。これでレンヤに守られなくても我一人で、対処できる……レンヤ?」
そこでレンヤはじっと、嬉しそうに喜んでいるルーズカースを見て……再び首飾りをルーズカースにつけた。
「……何故」
「……やっぱり、ルーズカースには俺がいないと駄目なように依存していて欲しい」
「いや、だって我はレンヤ無しでいられないわけで……信じてくれないのか?」
「……ルーズカースは俺のモノだ。俺だけを見ていればいいんだ。……やっぱり、何処か誰も知らない場所に閉じ込めるか」
「待て、レンヤ! その発言は非常に危険だ! ……まったく、何時までたっても子供だなレンヤは」
そう笑うルーズカースに、レンヤは機嫌をさらに悪くする。
確かに子供のような独占欲だとレンヤには冷静に判断できる部分もあったのだが、
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