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「どうしたの、ひろくん」
さすがの私も驚くよ。
「いや、その……」
「弘貴、その話はもうけりがついただろ」
「そう、ですね」
「ねぇ、けりって何が?」
「姫華は気にしなくていい」
「パパまで私に隠し事するの?」
「男同士の話だ」
私の部屋なのに私だけがのけ者ってどういうこと。
それなのにひろくんも話してくれる気はなさそうだし。
全く私と目を合わせようとしない。
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