それぞれの未来

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* * * * * * * 翌日、緊張気味に出掛ける準備をしていた私は、最後のチェックのためにドレッサーの前にいた。 お化粧もばっちりだし、後はひろくんのプレゼントのペンダントをつけるだけ。 だけどこういうときに限ってなかなか上手くつけられない。 ちょっと緊張しているのかな。 「姫華、いるか?」 ノックとひろくんの声。 「うん、どうぞ」 入ってきたひろくんも珍しく緊張した面持ち。 「用意できたか」 「もうちょっと」 首の後ろに回した手を上げて見せた。 .
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