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綿菓子に気を取られているゆうかを宥めて少し離れた芝生に場所を確保。
「花火早く上がらないかな」
「もう少し暗くならないと上がらないだろ」
時間こそもう少しみたいだけど、空がまだ明るくて。
真っ暗になるにはもう少し時間がかかりそうだ。
見上げた空には飛行機がゆったりと飛んでいる。
もし花火が上がったら、飛行機からも見えるんだろうか。
パイロットになったら、夏中花火見放題なのも悪くない。
「あ、飛行機だ」
俺の見ていた空に気がついたゆうかが珍しくもないのに飛行機に食いついた。
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