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「危ないから俺が行くって」
「いいの。ここからお店見えてるんだから大丈夫」
言い出したら聞かないのは相変わらずで、見える範囲に行くならいいかと1人で行く後姿を見送った。
「なぁ、兄貴」
「ん?」
「本当にパイロットになるのか?」
「まだ絶対って決めているわけじゃないけど、小さい頃から飛行機好きだし、自分で操縦してみたいとはずっと思っていたからな。お前は?」
「俺はゆうかが喜ぶものになる」
「なんだそれ」
本当は親父や伯父に憧れているのは俺よりも海瑠の方だって俺は知っている。
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