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「わ、わかった。じゃあ佐伯総合病院に搬送するよ」
動揺している海瑠を付き添わせて、1人救急車を見送った。
これでいい。
あいつらが付き合っているなら、俺より海瑠が行った方がゆうかも喜ぶだろう。
携帯を取り出して病院にかける。
『はい、佐伯総合病院です』
「あの、佐伯先生お願いします」
『どちらの佐伯先生ですか?』
えっと、佐伯先生何人いるんだっけ?
しかもフルネームなんて覚えてないし。
電話の向こうの人がかなり怪しんでいるのが手に取るようにわかる。
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