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「そうね、2人でじっくり話した方がいいわね」
「いってらっしゃいよ」
「はい」
戸惑ったようだが止める人がいない以上、断ることは諦めたらしい。
出来るだけ紳士的に姫華をエスコートしてレストランを後にした。
余程緊張しているのか、ずっと硬い表情で下を向いたまま。
俺何かしたっけ。
「あ~疲れた。あんたも疲れただろ」
仕事モードをオフにしたら、今度は面食らっているからおかしい。
常にあんな堅苦しい話し方しているわけないだろ。
ちょっとからかってやろうとネクタイを緩めたらまた赤面。
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