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姫華を送り届けて家に帰ると、携帯に着信が1件。
マナーモードにしていて気がつかなかった。
もちろんそれはレストランに置いてきた母さんからで。
2人で出て行ってからの俺たちの様子が気になるんだろう。
とりあえず着替えて、冷蔵庫からビールを出してソファーに座る。
着信履歴から母さんの名前を呼び出してコールボタンを押した。
『もしもし、海里?』
他に誰がいるっていうんだ。
「そうだよ。さっき電話しただろ?」
用があるのはそっちじゃないのか。
『あのあとどうなったの?』
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