意図が見えた日

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急いで頭から熱いシャワーを浴びた。 「まさか姫華は来ないよな」 神宮寺社長1人ってことはなさそうだけど、姫華も来るなんて聞いていない。 「あいつか……」 ふいに過った男の顔。 どうせ行けばわかること。 急いで着替え、車に乗り込んで親父を迎えに実家へ向かう。 休日な上に時間が早いせいで車も少ない。 実家に着くと、コーヒーの香りが玄関まで漂っていて。 案の定のんびりコーヒーを飲みながら新聞を読んでいる親父。 「おはようございます」 「あぁ、おはよう。もう時間か」 .
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