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駐車場に辿り着くと、助手席を開けてそのままゆうかをエスコート。
「ありがとう」
空はうっすら夕焼け色に染まり始めたところ。
エンジンをかけても、このまま送り届ける気にはなれない。
もう少し一緒にいたくて、ゆうかの家とは反対方向にハンドルを切った。
「うち、来る?」
「え?」
信号待ちで、そっと行儀良く膝に置かれたゆうかの手に手を重ねて。
動揺を隠せないゆうかの揺れる瞳を見つめ、もう1度確認。
「うち、来る?」
「……」
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