続きの始まりの日

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胸から腰に向けて手を滑らせたら、Tシャツの上から掴まれた。 一気に顔が赤くなったってことは、やっと思い出したってことかな。 「あっ」 俺の手を掴んでいた右手に気づいて暫しフリーズ。 カーテンの隙間から入る朝日に、小さな石がきらりと輝く。 保育士という仕事柄、立体的なデザインはつけられないだろうから、石がリングに埋め込まれたデザインのものを選んだ。 これならずっとつけていても大丈夫なはず。 「俺のって印」 他にも俺の印は君の体中につけたけど、これは消えない印。 .
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