第1章 バイオハザード

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「存在しないって……」 「はい。私は、バイオテクノロジーから生まれた人型生命体。 お母さんと言えるものがあるなら、スーパーコンピューターですかね。」 「スーパーコンピューターが……お母さん………?」 「はい。 それと、あなたの描いたイラストが元になり、私が生まれました。」 「あっ!?」 彼女の顔を再度確認する。 あの時描いたイラストは、ウェーブがかった栗色のロングヘアに日本人がかった容姿。 年齢は異なるものの、それ以外は共通点が全く一緒であった。 「えっ。じゃあ……君は僕のイラストから生まれたの?」 「そういう事になりますね。 あっ。年齢の設定は変えてます。 あなたが犯罪者にならない様にって…。」 「あはは……確かに…… イラストの設定は、10歳くらいだったからなぁーって! うぉぉぉ!! これは夢だ!目を覚ませ!!」 と壁に頭を打ち付けるも目がさめる気配がない。 額からたらりと血が垂れてくる。 「あっ!?あなた!!やめてくださーい!!!」 「ヘブシッ!!!」 頭を打ち付ける俺に慌てた彼女が俺の頭を鷲掴み。 そのまま、壁へと打ち付ける。 目の前がぐにゃりを歪み、そのまま意識を失ってしまった。 「あぁ!?あなた!しっかり! あなたぁー!!」
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