ありえない同期(続き)

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オッケーしようとは思ってたけど、 先に言われると、釈然としない。 フゥっと息を吐き出してから私は頷いた。 「出来る時だけしかお手伝いできませんが……。 どうぞよろしくお願いします」 軽く頭を下げると、ひかりさんは、 思ってた以上に喜んでくれた。 「良かったー。よろしくね、優奈ちゃん」 森川くんのためじゃなくて、 このお店が素敵だから……。 ここのお料理が魅力だから……。 ひかりさんも正己さんも、優しいから……。 自分に言い聞かせる。 「で、達己くんと、優奈ちゃんは、付き合ってるわけ?」 ひかりさんは、ニっと笑いながら、こっちを見る。
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