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「元はといえば、私が服部さんからのメールの確認が遅くなって。
というか……
あんな状況を作ったのは私だったわけだし」
うまく言えないけど、服部さんは、静かに私の言葉を聞いてゆっくり首を振った。
「悪かったな。あんなことして怖がらせて……」
服部さんの誠意が伝わってくる。
私は、静かに首を横に振った。
服部さんからの着信もメールも拒否していたから、連絡があったかどうか、なんてわからないけど……。
私はずっと避けてた。
もしかしたら、服部さんは以前から、謝ろうと思っていてくれたのかもしれない。
良かった……。
「あいつとは上手くいってるの?」
服部さんは唐突に聞いてきた。
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