縋り付く勇気(続き)

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「優奈の中、ヤバイな」 もう蕩けきっている私の体を、知り尽くすように、 別の生き物みたいに動く指が、私の中と外を同時に攻める。 時には優しく、激しく、強く、速く―――。 その巧みな指と唇に翻弄され、 我慢できないほどの快感にのみ込まれていく。 時間にしたら、そんなに長い時間じゃないと思う。 だけど休むヒマも与えられず、 漏れる声も抑えることもできなくて、 呼吸もままならなくて、意識さえ飛んでしまいそうで……。 「も……う。ぃや……」 頭が真っ白になっていく……。
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