163人が本棚に入れています
本棚に追加
私が、そっと手を伸ばそうとすると、
森川くんは私の腕を掴んで、自分の体に巻きつけるように促した。
私を抱いている腕にギュッと力を入れ、再び体を密着させたあと、耳元で囁く。
「ここまでにしとく……」
「え……?だって、まだ……」
森川くんは、何もしてない。
これで、終わりなの……?
確かに、私の体は満たされたけど、私だけじゃ、嫌だ……。
「俺は、いいよ……」
「え、ヤダよ……。
……森川くんが……」
欲しいよ。
って言いたかったのに……
私の口は森川くんのキスで塞がれた。
最初のコメントを投稿しよう!