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「プロポーズされたの……?」
私の声は微かに震えていた。
「……プロポーズらしき言葉はね、前から言われてたんだけど……。
結婚ってなんだか固い感じがして、自由に付き合いを楽しみたかったんだけどね……。でもやっぱり陽太さんが好きだし、結婚しない理由が見つからないの」
理沙が陽太さんのことを話すときは、いつも楽しそうだったけど、
今日の理沙は、なんだかすごく可愛く見える。
「へえ」
「だからね、昨日
プロポーズ、受けちゃった……」
理沙は、エヘヘと、はにかんで、笑う。
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