縋り付く勇気(続き)

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頭の奥まで痺れて、緊張で固まった体から力が抜けていく。 絡み合う舌はゆったりと動きを止めずに、 ラグの上に押し倒されて、 私のシャツのボタンが一つずつ器用に外されていく。 灯りのついた部屋で、はっきりと見える半裸の私の身体。 森川くんは、ジッっと眺めて耳元で呟いた。 「すげぇ、気持ちいい肌……」 「私ばっかり……イヤ……」 私が、森川くんのシャツのボタンを外そうとすると、伸ばした私の手は動かないように抑え込まれる。 森川くんの指が直に肌に少し触れるだけで、ピクっと体は反応する。 再び口が塞がれて、甘い刺激のキスが体を溶かしていく。
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