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それから数日後。
またも真夜中に鳴ったチャイムに『はいはい』と呆れたようにモニターを覗き込む。
と、そこに弟の姿はなく。
爽やかな笑顔でお辞儀をする、聡太くんだけが映っていた。
弟の友達、と言う安心感もあり、私は迷わずオートロックを解除し、彼を部屋へと招き入れた。
「泊めて下さい」
そう言われて驚かなかった訳じゃない……けど。
今時の若い子はそんなもんなのかなぁ?なんて思いながら、まぁいいか、って感じで泊めてあげた。
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