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眠そうにうっすらと目を開けた聡太くんに、
「どうしてここで寝てるの?寒かった?」
って聞いたら、一瞬キョトンとした聡太くんが、突然笑い出した。
否、爆笑だった。
「嘘だろ?それマジで言ってる?」
そう言いながらモソモソと布団の中で動き出す。
そしてそのモソモソが、次の瞬間私を捕まえた。
「……?」
その時頭に浮かんだ大きな疑問符と、なんとも言えない奇妙な感情と感覚と感触。
私、今、男の子に抱き付かれている!
しかも布団の中で、大密着!!!
その事実に気付いた瞬間、身体中の血液が沸き立った。
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