0人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
キミの『ありがとう』と言う
何気ない一言
なぜか悲しい瞳をしている
こんなに近くに居るのに
どこか遠くにキミを感じる…
何故だろう…
涙が流れて来る
どうしていいのかも解らず
うつむいたまま
顔を合わす事も出来ない
長い沈黙が続く…
重い口を開こうとしたその時
キミは振り返らず
部屋を飛び出して行った
呼び止める術も無く
追い掛ける事すら出来なかった…
キミはもう戻らない…
せめてあの時
笑顔でいれたら…
『ありがとう』が言えたら…
こんなに後悔しなくて済んだのかな…
最初のコメントを投稿しよう!