第1章

12/38
前へ
/38ページ
次へ
わいわい騒がしくなるクラス中。 解放感からか、皆がテンション高い。 私は苦笑いだよ… 「…高澤ってこういうノリ嫌いでしょ」 平井くんは荷物整理しながら言ってくる。 「あ、分かる?なんかねー、無理にテンション上げんのも無理なんだよね」 苦笑いになる平井くん。 「落ち着いてて、俺は良いと思うよ。んじゃ、先行ってんな」 早! 鞄を下げて、平井くんは今ちゃん達と先に教室を出て行く。 さて、私もそろそろ行こうかな… 立とうとするとザワザワっと違うざわめきがする。 私は廊下を見る。 …げっ 今まで、安心してた分、不意を喰らう。 「ちょっと来い」と、首だけ動かして、私を呼び出す。 桜井が、クラスにやって来た。 あいつがいるだけで空気が変わる。 絵莉に助けを求めようとするけど、もう3人はいなかった。 え!私置いてきぼり?! そんなー!
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加