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俺は、瑠川 琉輝(ルカワ ルキ)だ。
今現在、学園の姫とやらに好かれているらしい…
なぜ俺かはわからんが…
「琉輝せんぱ~い!」
何か呼ばれてるが無視だ
聞き間違いに違いない。
「姫~!」
「今日も可愛い!」
あぁ、言い忘れていたがここは男子校だぞ?
もちろん。読者様が期待してるような王道も生徒会もいるぞ
まぁ、作者に聞いたがその学園の姫とやらが巻き込まれるらしい。
「ちょっと!琉輝先輩!無視しないでよ~」
「離れろ!半径10m以内から近づくな!」
「え~。やだ」
こいつ、学園の姫とやらの名前は…
忘れた
馬鹿でいっか
「離れんか!馬鹿!」
「馬鹿じゃないもん!僕の名前は、春風 春だもん!」
だもん、とかきもいぞ…
思い出した。春風 春、何個春がつくんだ!って思ったことがある
「「春ちゃーん!!」」
春風 春が後ろを向き、心底嫌そうな顔をしている
見た事はあるが、誰だっけ?
「なに」
…春風 春よ、声が低いし冷たいぞ
「春ちゃんに会いに来た!」
「春ちゃんがいたから!」
その2人(双子?)は、春風 春に抱きつく
痛そう…
「来なくていいし。てか今僕、超忙しいんだよね!」
「忙しくないじゃん?」
「何でそんな事言うの~?」
めんどくなりそうなので、俺は退出する
いや、しようとした!
のに、誰かに腕引っ張られて抱きしめられている…?
え、どういう状況?
「僕は、貴重な琉輝先輩の時間を今独り占めしてんの!だから忙しい!てことで帰って」
まて、まつんだ春風 春よ
そんな事言ったら、双子泣くんじゃないか?
「そう、そいつは誰?」
「僕達より大切なの?」
何かこの双子怖いし
「仕事と私、どっちが好きなの!?」みたいな感じになってる
「当然じゃん!琉輝先輩の方が大切に決まってんでしょ」
え、そこは双子じゃないの?
俺、被害者…
「ねぇ、お前。僕達に喧嘩売って良いと思ってんの?」
喧嘩売ってない…
「僕達、生徒会なんだよね」
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