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王道転校生、姫に惚れる件
<春風 春side>
ふふ。今日も先輩可愛かったな…
今なにしてるんだろ…気になる!
僕が先輩と同じ学年だったらなぁ~
「ぃ!…おい!」
誰か呼んでる
ん?拓海じゃん。
「…あ、拓海なに~?」
「今日、転校生来るらしいぞ」
え、転校生…
琉輝先輩に惚れなきゃいいけど…
「そうなんだ~」
「そうそう、んでお前が向かいに行けってゆーちゃんが言ってたぞ」
え、悠先生が…?
最悪なんですけど…
「…絶対に行けよ!王道イベントあるんだから」
あー、忘れてた
拓海、腐男子なんね
やだなぁ~…そんな時間あるなら先輩に会いに行きたい!
「ちょっと行ってくる」
理事長室にだけど
「いってら~(^-^)/」
パパに頼んだら行かなくて済むよね
パパっていうのは、まぁそのうちわかる
まぁ、滅多に行かないんだけど
あ、何か考えてる内についた
ノックなしに入る
すると、なんと中に琉輝先輩がいた!
え、なんでいるの!?ラッキー
てか、よくよくみたらパパが琉輝先輩の耳元で何か呟いてんだけど!
先輩は先輩で、ちょっとビクッってなってるし!羨ましい!
「琉輝先輩とこんなとこで会えるなんて、運命だよね!」
僕は琉輝先輩に抱きついた
いい匂い…
「離れろ!馬鹿!!」
「ん?春ちゃんと琉輝は、もう知り合いかい?」
え、琉輝?え、パパ。何で呼び捨て!?
なにそれなにそれ、ほんと羨ましいんだけど!
「ううん、知り合いじゃなくて恋人!」
(`・ω・´)キリッ
「違います!!」
(TwTlll)
ショック!全否定された!(T ^ T)
「ははは。違うのかい?
で、春ちゃん何のようだい?」
あ!そうそう、忘れてた
「あのさ!僕、転校生向かいに行かないから!頼んでくんない?悠先生に」
ほんと、嫌なんだよね。
転校生向かいに行くとか!
「えー。やだよ。めんどくさいし」
えー、じゃない!
パパ役に立たん!
「あの、じゃあ。俺が行きましょうか?」
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