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「あなたがするさ。僕を無茶苦茶に犯すんだ」
淫りがましいセリフは鼓膜を揺るがし
身体の奥から俺をつんと突き上げる。
「何考えてるっ……」
理性を保とうとすれば
おのずと身体が悲鳴を上げる。
「今すぐにでも発散してしまいたいでしょう?」
――分かってるんだ。
「でもね、僕は心から求められてしたいの。だから」
赤い唇は
熱っぽく耳たぶに触れ
「まずはあなたを存分にその気にさせる」
くすくすと俺に囁きかける。
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