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それから二時間後…
僕らがいる夏見さんの自殺現場には幽亮さんが清田刑事に連絡して集めさせた関係者達が居た
「刑事さん、今度は何ですか、夏希ちゃんは精神的に疲れてるんだ
それなのに…またここに来いなんて」
「それはですね、その…なんというか」
「夏彦叔父さん、私は大丈夫だから…」
僕は悠太と圭介君に目配せをする。
「そう言えば…圭介君、アレが無いけど大丈夫?」
僕は気付いた様に言った。
「そうだぜ、家に取りに帰った方が良いんじゃないか」
悠太も大袈裟に圭介君を心配する。
「いや…僕はなんとかなるから大丈夫だよ。」
圭介君が胸の辺りに軽く手を当てて言った。
「刑事さん、お姉ちゃんの事で何か分かったんですか?」
「だったら、早くしてくれないか、こっちは忙しいんだ。」
「えぇっと、もう少しだけ待って下さい」
幽亮の奴…俺に呼び出しをやらしておいて
まだ来ないじゃないか、一体何をしてるんだ…
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