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その時、ドアが開いて幽亮さんが入ってくる。
「すみません、遅くなりまして
僕は探偵の八木沼 幽亮と言います」
こっちを見た幽亮さんに僕はこっそり合図を送る
「では早速、始めましょうか?」
「始めましょうかって、何を…?」
夏希さんが不思議そうに尋ねる。
「事件の解明ですよ、勿論ね。」
「じゃあ、幽亮、分かったのか
時間と目撃者の矛盾が…」
「それについて清田刑事に1つ謝っておかなければいけません
何故なら、今回の事件はあなたには苦手な怪異混じりの物なので…」
「まず、事の起こりは
夏見さんと犯人がここで会っていた事です。」
「この時、夏見さんと犯人は口論か争いが何かあったのでしょう
その理由は分かりませんが」
「しかし、その時に夏見さんは犯人に突き飛ばされて後頭部を机の角にぶつけたのです
これは後頭部の傷跡と机の角に付いた血痕が証明しています。
そして机の角に後頭部を打った夏見さんは死んでしまったんです
これが6日前の出来事です。」
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