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「それと実は1つ、僕は皆さんに嘘を付きました
ここにいる圭介君は事件の目撃者ではありません
本当の事件の目撃者は彼のお兄さんです。
実は彼とお兄さんはとても良く似ているんですよ
しかし唯一、見た目で違う所が1つだけ
それはお兄さんの方は普段、眼鏡を掛けている事なんですが…」
夏彦さんはハッとした顔をする。
「そう、何も目撃者は犯行を見た人間だけではない
言い換えれば犯人も事件の決定的な目撃者の一人なんですよ。」
「夏彦さん、あなたが圭介君は普段、眼鏡を掛けていると思ったのは
夏見さん殺害時にカーテンを閉めた時
圭介君にそっくりの彼のお兄さん
雄介君を見たから、それ以外有り得ないんですよ。」
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