2話

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引かれるがままについていく。 会って話したいけど なんて言えばいいのだろう。 今会っても言葉がみつからない。 奈央、もう少し遅く歩いて…。 ーーーーーーーーーーーーーーー つい激しく振り払ってしまった。 まさか触れてくるとは思わなくて とっさに手が出た。 つい本音を言ってしまったが… これでもう俺のところには来ないだろうな。 これでいつもの静かな時間が 取り戻せる。 これでよかったんだ。 「柳田くん。」 仕事場に戻ろうとしていると 誰かの呼ぶ声がした。
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