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目を開けたとき揺れはおさまっていた。
やけに静かだ。
そうか、みんな避難したんだ。
私も行かないと。
そう思い立ち上がろうとする。
「いったぁ....。」
足が痛い。
どうやら転んだときに捻挫してしまったようだ。
私はもう片方の足に体重をかけ
ゆっくりと立ち上がった。
なんとか壁に寄りかかりながら進み
ドアにたどり着いた。
ドアを開けると
数センチ開いたところで止まってしまう。
何かがつっかえてるみたい。
「嘘....。」
何度開けようとしてもドアはびくともしない。
私は外に向かって助けを求めた。
「誰かー、助けてください。」
返事は無い。
私の声は誰にも届いていなかった。
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