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何人かの女の子は
恐怖心からか泣いていた。
その中で
泣きながら何かを訴えている女の子がいた。
耳を傾けてみる。
「まだ一人…足りないんです。」
俺はその子に近づいた。
「誰かいないのか?どこにいるんだ?」
「給湯室に行ってから…姿を見てないんです。」
女の子は過呼吸になりそうなくらい泣き出した。
「給湯室だな。ちょっと見てくる。」
俺は近くの奴からヘルメットを借りた。
「どうしたんだ?」
ヘルメットを装着している俺に声をかけたのは
直属の上司、原主任だった。
「まだ一人中にいるみたいなので
俺みてきます。」
「駄目だ。」
原主任の表情は険しい。
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