3話

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「お前が行ったときに、また地震が起きたらどうする? 二次災害が起きるぞ。」 「でも給湯室は近いですし、俺は大丈夫です。」 「お前は…。」 原主任は呆れていた。 「すみません。15分で戻ります。」 俺は給湯室へ向かおうとしたが腕を掴まれた。 振り返ると石貫の連れがいた。 「彩花を連れてきて。お願い…。」 「給湯室にいるのは石貫か?」 石貫の連れは深く頷いた。 「わかった。すぐ連れて戻る。 安心しろ。」 石貫の連れはゆっくりと手の力を抜き 俺は給湯室へ走った。
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