3話

10/15
前へ
/544ページ
次へ
石貫は意識がもうろうとしているようだ。 「おい!彩花!」 石貫はハッと俺を見た。 「しっかりしろ。もう少しだから。」 俺は急いで二つ目の棚をどけた。 ドアを開けると 安心した笑みを浮かべる石貫がいた。 「立てるか?」 俺は床に座っていた石貫に肩を貸す。 「ありがとう。いたっ…!」 「足か?」 石貫の足に目をやると すぐにわかるくらい腫れていた。
/544ページ

最初のコメントを投稿しよう!

325人が本棚に入れています
本棚に追加