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石貫は意識がもうろうとしているようだ。
「おい!彩花!」
石貫はハッと俺を見た。
「しっかりしろ。もう少しだから。」
俺は急いで二つ目の棚をどけた。
ドアを開けると
安心した笑みを浮かべる石貫がいた。
「立てるか?」
俺は床に座っていた石貫に肩を貸す。
「ありがとう。いたっ…!」
「足か?」
石貫の足に目をやると
すぐにわかるくらい腫れていた。
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