4話

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「どんなっていうか、退院祝いで ちょっとした物を…。」 なんだか照れる。 「彼女なの?」 「いや、同僚の女の子的な。」 店員は数秒考えると 何かひらめいた様に作業に取り掛かった。 5分も経たないうちに 小さな可愛らしいブーケが出来上がった。 「こんな感じでいかがでしょうか?」 「これにします。」 即決だ。 俺は自分のセンスに自信はないが この花が悪くない事くらいはわかる。 「ありがとうございました。」 俺は店を出た。
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