愛の夏祭り

4/4
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
「彼は圭介君。私の事が好きなんだってさ。彼は輪投げが上手いのよ」 「あら!? パパも上手いのよ。ほらっ」  そう言って愛の母・由美は『くまのキーホルダー』を二つ持ってきた。  そうか。パパがママにプロポーズしたのって、あの夏祭りだったのかあ。  まだ私達ははじまったばかり。でも、この恋はきっと上手くいくわ。  愛は机で頬杖つきながら、『くまのキーホルダー』を掲げて幸せそうに微笑んでいた。                完
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!