第1章

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夏休みが明けて通常授業が始まった。 9月後半には文化祭があって、 10月前半には体育祭があるから頑張らなくちゃなーとか思ってたり。 「優音(ユノ)!おは!」 教室で携帯をいじっていると聞こえてきた声。 この声は、間違いなく結衣(ユイ)。 「おはよ!結衣」 ちっちゃくて可愛くていつでもいい匂いのする結衣には、宏樹(ヒロキ)という彼氏がいる。 まぁ、わたしの幼馴染みでもあるんだけど 最近はLIMEでもあまり話すことがなくなった。 「今日もあの野郎と登校ですか?結衣さん」 「あの野郎って… まぁ、はい」 ほっぺ赤くしちゃって 幸せそうな笑顔で答えた結衣。 可愛いけど…少し辛い。
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