第2章 ダンジョンに挑む前にやることがある、とカヤーマは語る

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第2章 ダンジョンに挑む前にやることがある、とカヤーマは語る

 朝日が昇り始めた頃、ギルドの門が開く。まだ街は起きたばかりで静かなものだ。  そんな朝一番のギルドの仕事は、古い依頼表を剥がし新しいものに替えることから始まる。  少しでも割のいい仕事を求め、早速冒険者たちが集まってくる。  そんな冒険者たちに混じって、昨日の新人たちも顔を見せる。  きっと今日もあのドワーフのところに行くのであろう。  そんな彼らを優しい目で、気の良さそうな受付嬢は見送った。  空は雲一つなかったが、春の風はまだ少し肌寒かった。
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