思い出話

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 久しぶりに集まらないか・・・そんなメールが入った。差出人は中学時代の部活仲間、国木 大輔だ。こいつとはちょくちょく連絡を取り合ってはいたが、 『集まらないかって誰を呼ぶつもりだ?』 続きを読むと、どうやら部活の女子たちが同窓会をしたいと連絡してきたらしいと分かった。 『めんどくせー。』 正直あまり行きたくない。俺は中学時代吹奏楽部に入っていた。男子で吹部=女子の下僕という公式があるほどだ。部活は楽しかったが、パシリに変わりはない。大体俺らの学年は個性が強すぎだった。色でいうなら、ビビットカラーだな。うん。大輔は・・・行くだろうな。あいつ部長だったしな。他は誰が来るんだろ?しばらくすると通知が入った。 『・・・全員強制参加です・・・マジか。』 どうせ女子たちが権力をふるったんだろ。やっぱ強-よ。 『全員・・ね。あいつもくんのかな。』 いろいろ不安になりつつ、参加せざるをえんことになった。
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