新選組女中『高尾咲夜』!!

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ー新選組屯所ー 「朝ですよーーーー!!!!」 今日も元気な声が屯所に響く。 元治元年6月20日。 かの有名な池田屋事件から2週間以上が経過していた。 あの事件から間もなくして、この元気な目覚ましは毎朝の恒例となっていた。 「おはようございます!!咲夜さん!!」 隊士たちは一斉に飛び起きると、咲夜と呼ばれた女に頭を下げる…と、 「まったくー…一発で起きろやこらぁーーーー!!!」 起こされたにも関わらず奥の方でもう一度布団に潜った隊士を見つけるなり、女は布団を引っぺがした。 「すみません!!すぐ起きます!!」 起こされた隊士は慌てて飛び起きた。 「さて、次は…厄介な人たちを起こさなきゃ…。」 女は小さくそう呟くと、部屋を後にした。 その背中は隊士には、先程より遥かに小さく見えたとか見えなかったとか…
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