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そして、潤んで頬を高潮させたシズは、フィエンドにはもっとして欲しそうに見える。
大好きな愛おしい相手に求められているようで、フィエンドもまたシズに夢中になっていた。
そこでフィエンドがシズに首筋をペロッと舐め上げ、そして軽く押し当てるだけのキスを降らせる。
それだけでシズは一杯一杯になり体の力が抜けてしまう。
そんな初心な様子のシズにフィエンドは気を良くして、そこでシズの服を脱がそうとし……部屋のドアが開いたのはそんな時だった。
「フィン、いるか! ああいた、相談に乗ってほしいんだが」
そこにいたのは、フィエンドの1番目の兄だった。
それを不機嫌そうに見て、フィエンドは少し思案した後、深々と溜息をついた。
「……クロウ兄さん……分りました」
そうフィエンドは再び深々と溜息をついてシズから離れ、
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