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シズはベットに腰掛けて天井を見ていた。
「流石にこれは無い」
こう見えてもシズだって随分と勇気を振り絞ってここにきたのだ。
なのに……。
「うん、兄弟仲が良い事はいいと思うのだけれど、今は、うう……」
いざ事に及ぼうとした所で、シズを放っておくとか。
それともシズがこれだけ勇気を振り絞ってきているというのに、フィエンドは大した事のないように思っているのだろうか。
実際にフィエンドは、そういった事に慣れている。
「僕は……僕で、良いのかな」
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