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現在シズは、フィエンドの家……正確には都市にある別宅のような場所に連れてこられていた。
綺麗に整えられた庭園に、石畳の道に噴水まであって……とりあえず広い。そして大きい。
「うわー、うわー……すごい……フィンはこんな所に住んでいたんだ……」
「後で案内をしようか? シズ」
「うん! 田舎のフィンがいたあの家も、あそこでは大きくてとても綺麗だったのだけれど……ここは全然違うね」
「気に入ったか?」
「うん! お姫様になったフィンが出てきそうで……いえ、何でもないです」
「……今もシズは、俺の事を可愛いと思っているのか?」
「うん! 昔はあんなに女の子みたいに可愛くて、大人になっても可愛いのいうか綺麗というか、昔から綺麗なのだけれど……」
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