第1章

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 そのシズの様子に、フィエンドは不安を感じている場合ではないと慌てて、何処かへ行こうとするシズを捕まえる。 「待て、シズ。何処で何を練習してくるつもりだ」 「フィンは色んな人としてて慣れているんでしょう? だから僕も練習してくる!」 「いいから落ち着くんだ、シズ! 今、自分が何を言っているか考えるんだ」 「えっと、えっと、フィンに満足してもらうために、練習を……」 「俺は、シズの初めてが欲しい!」 「え! あ、あ……そう、か。そう、だよね……ごめん、フィン、でも……」 「満足させるとかそれはいい。俺がシズの体を俺好みにするから」 「ええ! あの、フィン……あ」
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